本日の作業は...
壁の爆裂箇所の撤去を行いました。
爆裂とは、主にコンクリート壁でおきてしまう現象の一つで、まるで内側から爆発してしまったかのように壁の一部が崩落し、中のコンクリートを補強している鉄部がむき出しになってしまう現象のことです。
クラック(ひび割れ)などから二酸化炭素がコンクリート内に侵入し、強いアルカリ性のコンクリートと結合することで、中性の炭酸カルシウムに変化してしまいます。
アルカリ性でこそ維持できていた鉄部は、中性になったことで錆び始めてしまいます。
錆び始めた事で鉄部は膨張し、それがコンクリート部分を外へ外へと押しやってしまうのです。
脆くなってしまったコンクリートは、いずれ壁から離れて落ちてしまいます。
コンクリートが剥がれ落ちるというのは非常に危険ですので、できるだけ早急な対応が必要となります。