司技建のホームページへようこそ!!

 

パールヴァティブログ 01.27

 

お店のことや個人的なこといろいろ...

お店のことや個人的なこといろいろ...
フォーム
 
使うことで生きるモノのいのち①
2016-08-06
私は古いモノ好きです
 
古いモノといっても『鑑定団』に出せるような骨董品ではなく(そもそも価値がわからない)いわゆる生活道具が好きです
 
火鉢や鉄鍋・鉄瓶、トタンの衣装ケース、ブリキのバケツ、アルミの漏斗にお玉...
 
特に好きなのが木製品
 
洗濯板や、飾りもないただの木箱、お弁当箱に、大きなモノではタンスまで
 
アンティーク加工では出せない、実際に年月かけて人の手で使われてきた木の色や、風合いがとても好きで数年前から古道具屋さんを覗いては古いモノとの出合いを楽しみながら集めてきました。
 
 
最近では古いモノが好きということを知ったお客様から、解体処分されるお家にあるモノで欲しいモノがあればと声をかけてもらうこともしばしば
 
いくら欲しくても我が家に置くには大きすぎて泣く泣く諦めたタンスや衝立など会わなきゃよかったなどと失恋のごとく悲しくなったり
 
『好き』という想いがモノとの縁を引き寄せるのかなぁなんて喜んでおりました。
 
 
そんなある日、入院中だった高齢の叔母が旅立ち残された家が二軒
 
どちらも古い2階建ての家で、一軒は昭和初期に建てられたお家
 
祖父の時代から住んでおり、ただでさえ古いモノがたくさんなのですが、どうも我が一族はモノを捨てられない血筋のようで使ってない部屋などは(いや使ってた部屋も)開かずの窓(窓までたどり着かない)だらけ
 
 
 比較的新しい昭和中頃の家は、叔母が『お茶・お花・踊り』を趣味とし
 
『お茶』にいたっては先生もしていたそうで、お道具から着物までたくさん
 
しかし晩年は、古い方の家で生活をしていたため、一軒まるごと倉庫状態で10年以上は手つかずの状態
 
 
叔母は生涯独身で、定年まで役場勤めだったので比較的生活には余裕もあり、実家を出た5人の男兄弟の変わりに長女として二軒の家とお墓を守ってきた人
 
多趣味で新しいモノ好き&捨てられない
 
その叔母が旅立った後、残された二軒の家の中には膨大な量のモノ達
 
叔母の兄弟はほとんどが県外暮らしで、しかも皆様高齢
 
処分に困った兄弟は、どうみてもゴミにしか思えないようなモノをみて欲しがる変わり者の私に、二軒の家にあるモノの処分を任せてくれました
 
 
ただで(ごめんなさい)お宝(私には)発掘ができるなんてこれこそ【引き寄せ】の力だと大喜びの私
 
時間が取れれば「叔母さんありがとう大切にします」と片道1時間半をかけて発掘に通っています
 
 
そろそろ半年になろうとしておりますが未だ発掘に通う日々
 
 
持ち手つきの『鰹節削り』なんて珍しいと思い持って帰り、二日かけて磨いたら4面ガラスの行燈?ろうそくを立てるモノで大喜びしたり(欲しかった)とっても上等な未使用(値札あり)のバックなのに、湿気のせいなのか全面シミで泣く泣く処分したり
 
 
延々と続く作業のなか私自身のモノに対する価値観や、雑貨販売という自分の職業、これからの生き方についてまで色々と考えることがあり、私自身の変化を含め『使うことで生きるモノのいのち』として、発掘の様子、その後のモノの事や私の思いを数回に分けてご紹介していきます
 
よかったら読んでください
 
 
画像は...
 
左:
食器棚が無い我が家なので叔母の家にあったガラス扉の本棚を持ち帰り
お湯で拭いてしばらく風を通し、飲みきれなかったハーブをお茶パックに
入れて古い臭いもすっかりなくなりました
中の食器や鉄瓶・漆椀・竹籠などもほぼ全てが放置されていたモノ
 
中:
私は「茶道」は全くわからず何かと思えば【棗(なつめ)】という
お抹茶を入れる茶筒なんだとか
可愛いので並べて薬やハーブを入れています。
 
右:
これも「お茶道具」なんでしょうか
真鍮のやかん
くすんでいたので毎夜こつこつ磨いています
どう使うのかは思案中
 
 
『あなたの望むことではないとしても
 すべてのことには理由があって
 起こっているということを思い出しましょう。
 それはあなたをだめにするものではありません。
 あなたを貶めるものでもありません。
 あなたが心を変える時が来たのです。
 その出来事を解釈しなおし
 もう一度よく見て、新しい展望と視点を持ち
 「これは自分を良くするために起こっている」
 という光の中にそれを置きましょう』
~by.ハーブ・エッカー(作家)~
   
 
 
 
 
 
探し続けた記憶の中の『太平洋』
2016-07-30
 
     『 好 日 』
 浮上に雲が浮かび 渚には波が打ち寄せる
 ただそれだけの幸福
   ー天然写真家 前田博史ー   
 
 
 
少しだけ昔、高知県のある所にごく普通の家族がいました。
 
 
当時は四国には高速道路など無く、旅行もまだまだ贅沢な時代。
 
特に、横に長い高知県では県内でありながら室戸岬や足摺岬へ出かけるのは一泊旅行が当たり前の頃。
 
 
両親と妹二人の家族五人で出かけた一泊旅行で初めて太平洋を見た女の子は目の前に広がる大海原に感動し言葉もでないほどでした。
 
 
小学生の彼女には、大海原の先に見える海と空をくっきりと隔てるまるで定規で引いたような線がとても不思議で
 
 
女の子「あの線は何?」
 
父親 「あれは『水平線」』よ」
 
女の子「あの線の向こうはどうなってるの?」
 
父親 「ナイアガラの滝って知ってるか?」
 
女の子「うん。テレビで見たことあるし、花火大会の時にあるよ」
 
父親 「あれと一緒よ」
 
女の子「...???」
 
父親 「滝よ」
 
女の子「えっ
 
父親 「そうそう」
 
女の子「  」
 
 
その時、その水平線を一艘の大きな船が通っていくのが見えました
 
 
女の子「見て船が滝に落ちる
 
父親 「大丈夫。見よって。絶対落ちたりせん」
 
女の子「どうして気づいてないかも
 
父親 「あの線をギリギリで通れる人じゃないと、船の免許は取れん。だから大丈夫
 
女の子「だって...
 
父親 「さぁそろそろ行こうか」
 
母・妹「行こう出発
 
女の子「...どうしてみんな心配じゃないの...
 
女の子「もし落ちたら誰かがすぐ救急車呼ばんと...
 
父・母「おいていくよ早くしなさい
 
女の子「
 
 
それから数十年が経ち、その間に両親は離婚しそれぞれの人生を生き、度重なる出来事に自暴自棄となった女の子も、すっかり大人になり思い出の中の両親の歳を追い越しました。
 
 
その後撤回されることのなかった『水平線』の嘘。
 
「こんなことあったね」「こんなこと言ったね」
 
そんな昔話をすることは一度もなく、女の子は父親とも母親とも疎遠になったまま見送ることとなってしまいました。
 
 
家族で過ごした大切な思い出の中の『太平洋』
 
記憶の中の『波』『空』『雲』そして『水平線』。
 
探し続けてやっと出会えたあの時の『太平洋』
 
懐かしく、少し哀しく、少し寂しい
 
そして思い出す...大好きだった父と母への想い
 
いつかまた二人に出会うことができるとしたら、やっぱり二人の子どもに生まれてたい...それだけで幸せ
 
再び出会えた『太平洋』を見つめながら心からそう願う一人の女の子がいました。
 
 
『あなたが愛を探していて、見つけられないのであれば
 それは必ずあなたの人生のどこかに許しが足りないのです。
 自分の人生をよく見つめ、自分の過去も調べ、
 自分の人間関係のすべてを見て、自分に聞いてみましょう。
 「どこを許していないのだろうか?自分を許していないのか、両親か?
 子どもか、近所の人か、仕事のパートナーか、誰を許していないのだろうか?」
 あなたがそれを見つけて許すと、エネルギーが流れ始め、あなたの人生に
 新しい愛や人間関係がもたらされます。』
 ~by.ジョー・ヴィターレ(作家)~
 
 
 
 
山の日???
2016-07-23
四国地方の梅雨も明け、うだるような暑さが続いております
 
 
あっという間に7月も後半となり、8月の予定もちらほら
 
最近特に記憶力が危なげな私は書くことに一段と力を入れています
 
書いても手帳を見ず忘れ...なんてこともあるけれど、とりあえず書くことで一度はしっかり脳に記憶させるようにしています
 
 
そんな訳で、愛用のシステム手帳の8月のページを開き予定を書き込んでっと
 
んっ8月って祝日ってあったっけ?
 
6月&8月はなかったような...
 
いくら記憶力が危なげないって言ったってそれくらいは
 
で、よく見ると【山の日】と書いてあります。
 
【山の日】?【海の日】じゃなくて??
 
 
早速調べてみました
 
 
なんでも今年から8月11日は【山の日】で祝日なんですって
 
 
「日本山岳会」という団体が、「【山の日】制定協議会」を結成し「山の日という祝日をつくろう」という活動を行っていて、2014年に【山の日】が制定されたそうです
 
 
考えの浅い私は、【海の日】があるのなら【山の日】はってことかと思いましたが
 
『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する』のが目的だとか
 
 
昨年、登山に初挑戦し、まだまださわりとはいえ【山】の魅力を知った私なのに
 
何も知らなかったことがいつもながら恥ずかしい
 
 
いずれにしろ、暑さにとっても弱い私にとって、夏の【山】は遠くから眺める存在だけれど80%が森林だというここ高知県
 
今一度、自然に目を向け、なくてはならないその存在に感謝をし大切に守っていく努力をしていく必要があると思います
 
自然の存在無しには、人や動物も存在することはできないのだから
 
 
同時に祝日が増えたということは...私の休みが増えたってこと
 
やったぁ~ 嬉しいです~
 
最近疲れが取れないんです ひたすら寝たいんです
 
 
夏に祝日が増えるってとっても嬉しい
 
元気に冬を迎えるためにも夏はじっと体力温存しておかなければ~
 
 
 
画像は左から、津野町(旧・東津野村)・石見銀山・横倉山です
 
 
『身体の声を聞きましょう。
 疲れてはいませんか?
 お腹はすいていませんか?
 喉が渇いてはいませんか?
 遊ぶ時間はありますか?
 健康でいてください。
 あなたの身体を敬いましょう。』
  ~by.エリ・デビッドソン(講演家)
 
 
 
(株)司技建
〒781-8134
高知市一宮中町1丁目1-14
TEL.088-879-5575
qrcode.png
http://tsukasagiken.jp/
モバイルサイトにアクセス!
 
お問い合わせはお電話にてお気軽にどうぞ。
 
 
<<株式会社 司技建>> 〒781-8134 高知県高知市一宮中町1丁目1-14 TEL:088-879-5575 FAX:088-846-1886